2022/1/10

膀胱炎と泌尿器科/いわさ泌尿器科クリニック(越谷・春日部)

膀胱炎の治療には泌尿器科への通院が必要です

膀胱炎について、まずは理解しましょう!

膀胱炎の症状をまずはご理解いただきたいと思います。
膀胱炎の症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 以前よりも明らかにトイレが近くなった(頻尿)
  • 排尿時、特に終わりのタイミングで下腹部が痛む
  • 残尿感がある
  • 血尿が出る

膀胱炎の初期症状として顕著なのが、トイレに行く回数の増加です。
また、排尿時に下腹部にツーンとした痛みを感じるようになったり、残尿感が強くなったりします。
さらに症状が進むと、痛みがひどくなったり尿が濁ったり血尿が出たりすることもあります。
初期来院される患者さんは、痛みを感じてから来院される方が多いようですが、頻尿の段階で来院していただきたいと思います。
膀胱炎は、女性の罹患率が高いことも特徴です。

膀胱炎になる時は、こんな時です!

膀胱炎は、膀胱内に細菌が侵入し、増殖することが原因です。
しかし、膀胱に細菌が入ってしまったからといって即座に膀胱炎になるとは限りません。
体が健康な状態であれば、細菌が侵入したとしても、体の持つ抵抗力で増殖が抑えられます。
免疫機能は、病気になることを防いでくれます。
健康な方であれば、身体の持つ免疫力で細菌の増殖を防いでくれるのです。
しかし、体の抵抗力が弱まっていくと、細菌の増殖を防ぐことができず、膀胱炎が発症しやすくなります。
その原因として、
・睡眠不足
・精神的ストレス
・疲労
・月経の前後や性行為後など、陰部に細菌が繁殖しやすい状態にあるとき
などが、感染しやすいと考えられています。

泌尿器科で行うこととは?

泌尿器科クリニックでは、膀胱炎が疑われる患者さんに対して、検査の実施、および、薬の処方を行います。
クリニックで膀胱炎治療する際は、まずは尿検査で尿中の白血球濃度を測定します。
白血球数が多いと尿路の炎症が疑われるので、抗生物質の投薬による治療を行います。
膀胱炎のほとんどは菌に感染したことで生じるため、菌を死滅させる抗生物質の投与によって、数日間で症状は治まっていきます。
抗生物質の投与で症状が改善しなかった場合には、膀胱炎以外の病気や複雑性膀胱炎の可能性も疑われます。
再度検査をした上で、適切な治療を行います。
なお、「治ったかな」と自己判断をして、抗生物質の服薬を中止することはやめましょう。
症状が改善されたように思えても、まだ膀胱内の炎症が治まっていなかったり細菌が残っていたりすることがあるため、処方された分のお薬は最後まできちんと飲むようにしてください。
膀胱炎の患者さんは、なんども来院されている方も多いようです。
必ず、抗生剤に関しては、自覚症状が消えても、飲みきるようにしていただきたいと思います。

いわさ泌尿器科クリニック(越谷・春日部)